問いをひとつに絞る
まず、占いたいことを一文で書き出します。「恋愛運」のような大きなテーマより、「あの人との距離をこの冬どう縮めるか」のように焦点をひとつに絞るほど、卦の言葉を具体的に受け取りやすくなります。書いたら一呼吸おいて、その問いを心に置いたまま、コイン投げに進みましょう。
易占いは、ひとつの問いと3枚のコインから始まります。問いを心に置いて6回投げ、易経の64卦のなかから、いまのあなたを映す卦と、これから向かう流れを受け取ってみてください。
ひとつの出来事を、自分の言葉で。コインを投げる間、心に置いておいてください。
表=3、裏=2。3枚の合計で一爻が決まります。
1 / 6 爻目
爻は下から上へ積み上げます。
まず、占いたいことを一文で書き出します。「恋愛運」のような大きなテーマより、「あの人との距離をこの冬どう縮めるか」のように焦点をひとつに絞るほど、卦の言葉を具体的に受け取りやすくなります。書いたら一呼吸おいて、その問いを心に置いたまま、コイン投げに進みましょう。
3枚のコインを同時に投げ、表を3、裏を2として合計します。合計は6・7・8・9のいずれかになり、その数で一本の爻(こう)が決まります。これを6回くり返し、1回目を一番下の初爻、6回目を一番上の上爻として、下から上へ積み上げていきます。
6本の爻がそろうと、いまの状況を表す本卦(ほんか)が完成します。6(老陰)か9(老陽)が出た爻は変爻(へんこう)となり、変爻があれば陰陽が入れ替わった之卦(しか)もあわせて表示されます。変爻の数に応じて、まず読むべき言葉も示されるので、迷わずに読み始められます。
出た卦を自分の問いに引き寄せて読みたいときは、そのまま読み解きを頼めます。質問と本卦・変爻・之卦がまとめて伝わるので、いまの状況に沿った言葉で答えが返ってきます。自分でじっくり向き合いたいなら、各卦の解説ページで卦辞・爻辞の意味や、恋愛・仕事での読み方を確かめてください。
本卦は、コインを投げて最初にできあがる卦で、いまあなたが置かれている状況そのものを表します。下の3本(下卦)は自分の内面や足元、上の3本(上卦)は周りの環境や相手の出方として読むと、状況の構図がつかみやすくなります。易占いでは、まず卦名と卦辞から、いまがどんな「時」なのかをつかむことが、次の一手を考える出発点になります。
6(老陰)と9(老陽)は、陰や陽の力が極まって反対側へ転じようとしている爻で、これを変爻と呼びます。老陰は陽に、老陽は陰に変わり、7(少陽)と8(少陰)は安定した爻としてそのまま残ります。変爻は、状況のなかでいちばん動きのある場所、つまりいま特に気を配るべきポイントを示しています。同じ卦が出ても、どの爻が変わるかによって助言の焦点が大きく変わるのはそのためです。
変爻を反転させてできるのが之卦です。之卦は「必ずこうなる」という結末ではなく、状況が動いていく方向や、変化が落ち着いたときの姿を示します。本卦から之卦への流れを一続きの物語として読むと、いまの選択がどこへつながりやすいのかが見えてきます。どの言葉を中心に読むかは変爻の数で変わり、伝統的な読み方を簡略化すると次のようになります。
よい問いの第一の条件は、ひとつの状況に絞ることです。「仕事も恋愛もこの先どうなる?」とまとめて聞くと、卦がどの話に答えているのか読み取れなくなります。また易は、良し悪しを言い当てるよりも「どう振る舞えばよいか」を教えてくれる占いです。「うまくいく?」というイエス・ノーの形より、「どう向き合えばいい?」「何を大切にすればいい?」のように「どう」「何を」で始まる開かれた問いのほうが、卦辞や爻辞の言葉を生かしやすくなります。
もうひとつのコツは、期間を区切ることです。「この3か月で」「年内に」「次に会うまでに」と決めておくと、本卦から之卦への流れを、その期間に起こる変化として具体的に読めます。どうしてもイエスかノーかを知りたいときは、「この話を進めるとどうなる?」と聞いたうえで、卦が後押ししているのか、待つよう促しているのかを傾向として受け取りましょう。結果が気に入るまで同じ問いを立て直すのは避け、状況が変わったときに改めて問うのがおすすめです。
易占いが向いているのは、状況が動いている最中で「どう振る舞えばいいか」を知りたいときです。易経は、物事がいまどんな「時」にあり、どちらへ変わろうとしているのかを、本卦から之卦への流れとして示してくれます。進むか待つか、押すか引くかといった身の処し方や、少し長い目で見た流れをつかみたいときに力を発揮します。
一方、タロットのスプレッドは、自分の気持ち、相手の本音、障害、近い未来といった要素を、カードの絵で一枚ずつ描き出すのが得意です。人の心の動きを細やかに見たいときはタロット、いまは方向だけをすばやく知りたいときはYES/NOタロット、変化の流れと自分の構えをじっくり考えたいときは易占い、と使い分けてみてください。同じ悩みを違う角度から見ることで、自分の本当の気持ちに気づけることもあります。
気になる卦を選ぶと、卦辞と爻辞の意味や、恋愛・仕事での読み方をくわしく確認できます。
はい。コインを投げて卦を立て、本卦・変爻・之卦を確かめて、各卦の解説を読むところまでは、登録なしで無料で利用できます。クムムに読み解きを頼むと、答えの書き出しまでは無料で読めます。個別の読み解きを全文読むには1回10クレジット。無料の会員登録で10クレジットがもらえるので、最初の1回はそれで全文が読めます。
はい。易占いには筮竹(ぜいちく)を使う方法もありますが、3枚のコインで爻を出す擲銭法(てきせんほう)も古くから広く用いられてきました。ここでは一投ごとに3枚の表裏を偏りなくランダムに決め、表を3、裏を2と数える擲銭法と同じ手順で卦を立てています。大切なのは問いを心に置いて結果を偶然にゆだねることなので、手元のコインでも画面の上でも、卦の読み方は変わりません。
卦を立てる回数に決まりはありませんが、同じ問いを結果が気に入るまでくり返すのはおすすめしません。易経の山水蒙には「初筮(しょぜい)は告ぐ、再三すれば瀆(けが)る」とあり、最初に出た卦を一度の答えとして受け止めるのが基本とされています。同じことを改めて問うのは、状況が変わったときや、数日から数週間たってからにしましょう。違うテーマであれば、続けて占ってもかまいません。
変爻とは、コインの合計が6(老陰)か9(老陽)になった爻のことです。陰や陽が極まって反対へ転じようとしている状態を表し、老陰は陽に、老陽は陰に変わります。状況のなかで特に動いている部分を示すため、その爻辞が具体的な助言として重視されます。変爻を反転させてできる卦が之卦です。
6本すべてが7か8だった場合は変爻がなく、之卦も現れません。状況がひとまず安定していて、大きく揺れ動く要素が少ないことを表します。この場合は本卦の卦辞を中心に、卦全体のテーマをじっくり読み取ってください。答えが出なかったわけではなく、いまの「時」そのものが答えになっていると考えましょう。
易経が示すのは決まった運命ではなく、いまの状況がどんな形をしていて、どちらへ動きやすいかというパターンと、それに対する助言です。之卦も「必ずこうなる」という予言ではなく、このまま進んだときに向かいやすい方向を表しています。卦の言葉を手がかりに選び方や振る舞いを変えれば、流れも変わっていきます。最後に決めるのはあなた自身だと考え、判断のための材料として役立ててください。